特許(訴訟・判例)
久しぶりに投稿します。今回、紹介するのは、米国テキサス州東部地区連邦地裁の決定です。 MEMORANDUM OPINION AND ORDER. Signed by District Judge Rodney Gilstrap on 01/22/2024. (klc, ) 原告は、G+ Communications(特許権者) 被告は、SAMSUNG ELECTR…
※この写真はフリー素材で、今回の事件の対象製品とは異なります。 news.yahoo.co.jp 特許侵害訴訟に負けて企業が倒産したとのニュースがありました。 対象企業は、美容用品などの会社で、 www.5stars-inc.com 侵害訴訟の相手も同じ業界ですね。 www.mtg.gr.j…
xtech.nikkei.com 「コネクテッドカーの普及を背景に、携帯通信技術などの標準必須特許(Standard-Essential Patent:SEP)を巡る訴訟が今後ますます激化する」。ゾンデルホフ&アインゼル法律特許事務所 弁理士・弁護士の松永章吾氏は、日本弁理士会が2021…
mainichi.jp 提訴前に日鉄の橋本英二社長から豊田章男社長に「仁義」を切るトップ同士のプロセスがなかったとの主張 「普通、これくらいの関係になれば、トップ・トゥー・トップでこういうこと(提訴)をやりますよ、ということくらいなんで言えないのか、非…
www.reuters.com 10月21日に、ロシアの裁判所は、Samsungの2017年のGalaxy J5から2021年のGalaxy Z Flip3までの61台のスマホの輸入および販売を禁ずるようにSamsungに指示したとのことです。 スイスの本拠地がある企業SQWIN SAは電子決済システムに関する特…
www.reuters.com 今月10月4日に、米国テキサス州マーシャルの連邦裁判所において、通信グローバル大手のEricssonがAppleに対して通信5Gに関する訴訟を提起しました。 EricssonとAppleは過去に通信に関する特許訴訟を繰り広げてきましたが、今回は特許侵害訴…
www3.nhk.or.jp 日本製鉄がトヨタと中国の鉄鋼メーカーである「宝山鋼鉄」を特許侵害で訴えました。 日本製鉄が持つ、電気自動車のモーターに使われる電磁鋼板に関する特許が侵害されたというものです。 日本製鉄が日本企業を特許侵害で訴えるのは初めてのよ…
www.nikkei.com 日経新聞電子版にこのような記事が出ていました。 中国は模倣天国ということもあり、これまでは日本企業が中国企業に訴訟を提起することが多かったのですが、最近では、逆転現象が起こっているとのこと。 中国は模倣天国である一方、今や、特…
benrishit.hatenablog.com つい先日、オーストラリアで、AIが発明者として認められる判決が出ましたが、米国では、逆の判決が出ました。 gigazine.net 2020年4月に、米国特許商標庁は、「AIを発明者とは認めない」という見解を出しました。 その是非を問う裁…
ainow.ai 2021年7月30日に、オーストラリア連邦裁判所は、発明者は人間でなくてもよく、AIが特許出願の発明者として法的に認められる、という歴史的な判決を下しました。 現在、欧米中心に、AIが特許発明者になることを認めるかどうかについて協議検討が行わ…
特許法などを改正する法律が成立、2021年5月21日に公布されました。 今回の改正は、 新型コロナウイルスの感染拡大により、「非接触」の生活様式が浸透。 また、 電子商取引の急伸に伴う模倣品の流入や、情報通信分野等における特許ライセンスの大規模化及び…
はじめに 知財高裁大合議判決 H30.4.3(H28(行ケ)10182・10184) ピリミジン誘導体事件 訴えの利益について 進歩性について おわりに はじめに 本件の争点は、訴えの利益と、進歩性の有無の2点になります。 特に進歩性の判断は注目すべきポイントです。 知…
lawstreetmedia.com 2021年3月29日に、IBM(International Business Machines Corporation)は、楽天株式会社、楽天USA株式会社、楽天コマースLLC、およびEbates Inc.が特許侵害をしているとして、その使用差止請求と損害賠償請求に関して、米国デラウェア州…
arstechnica.com 米テキサス州東部の連邦地方裁判所は、特許侵害訴訟において権利者側(パテントトロールであっても)に優しいと言われる裁判所ですが、その陪審員は、PMC(Personalized Media Communications)の所有するDRM(デジタル著作権管理)に関連す…
はじめに 知財高裁大合議判決 H28.3.25(H27(ネ)10014) マキサカルシトール事件 最高裁判決 H29.3.24(H28(受)1242) マキサカルシトール事件 おわりに はじめに ボールスプライン事件最高裁判決によって示された均等の5要件の主張立証責任の分配につい…
はじめに 知財高裁大合議 H29.1.20(H28(ネ)10046) オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤事件 おわりに はじめに 医薬品については安全性確保のための審査が行われますが、その期間は長期になることが多いです。 この安全審査が完了しない限り、この…
はじめに 最高裁判決 S52.10.13(S49(行ツ)107) 獣医用組成物事件 最高裁判決 H12.2.29(H10(行ツ)19) 黄桃の育種増殖法事件 おわりに はじめに 特許法2条1項は、「この法律で『発明』とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう…
はじめに 知財高裁判決 H28.7.28(H27(行ケ)10191) 半導体装置事件 東京地裁判決 H18.9.12(H16(ワ)26283) JSR事件 東京地裁判決 H14.8.27(H13(ワ)7196) 細粒核事件 おわりに はじめに 特許法上では、発明の発明者には一人しかなれないということ…
はじめに 東京地裁判決 H27.10.30(平成24(ワ)36311) フロントライン事件/哺乳動物,特に犬猫のノミを防除するための殺虫剤の組合せ事件 おわりに はじめに 請求項に係る発明を実施することができる程度に、具体的には、物の発明にあってはその物を作る…
はじめに 最高裁判決 H29.7.10(平成28年(受)第632号) シートカッター事件 おわりに はじめに 本件は、 「特許権者が、事実審の口頭弁論終結時までに訂正の再抗弁を主張しなかったにもかかわらず、その後に訂正審決等が確定したことを理由に事実審の判断…
はじめに 知財高裁判決 H29.12.21(平成29(行ケ)第10083号) 旨み成分と栄養成分を保持した無洗米事件 特許・ 実用新案審査ハンドブックの改訂 おわりに はじめに 先日、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム(一般的に、PBPクレーム、と略されることが多…
はじめに 原審:知財高裁大合議判決 H24.1.27(H22(ネ)10043) プラバスタチンナトリウム事件 最高裁判決 1 H27.6.5(H24(受)1204(原審:知財高裁H24.1.27大合議判決(H22(ネ)10043))) プラバスタチンナトリウム事件 最高裁判決 2 H27.6.5(H24(…