2021年6月30日に、Googleが、パテントプールであるViaにライセンシーとして参加することが発表されました。
Viaは、3G/4G/5G通信の特許パテントプールです。
Googleは、3G/4G/5G通信の特許を保有する企業と個別にライセンス交渉するよりも、パテントプールにおいて包括的に実施することの効率性と容易性を選択したようです。
標準必須特許については、世界中で訴訟が起こされており、これへの対応が増えることで、将来の通信製品にかかる価格に響くことは、製品提供者のみならず、製品利用者にとっても良いことではありません。
特許自体にかかる適正なコストを支払うことは必要なのですが、プラスアルファで余計なコストを発生させることはできるだけ避ける必要があります。
その手段の一つとして、独禁法の影響を受けないパテントプールの立ち位置はとても重要だと考えられます。
世界中の関係者がもっとパテントプールを活用されることを願います。