提訴前に日鉄の橋本英二社長から豊田章男社長に「仁義」を切るトップ同士のプロセスがなかったとの主張
「普通、これくらいの関係になれば、トップ・トゥー・トップでこういうこと(提訴)をやりますよ、ということくらいなんで言えないのか、非常に残念」と語り、不満をにじませた。
このようなトヨタ自動車の長田准執行役員の主張があったとの記事が出ていました。
ただ、これは、私個人的には、トヨタ内部の問題ではないかなと思います。
特許侵害有無の調査はかなり時間がかかります。
そうすると、この特許侵害関連の交渉はずっと以前から実務レベルでは行われていたはずです。
それをトヨタのトップに伝えていなかった(伝えられなかった、伝えていたとしても響いていなかった)、そこに問題があると思います。
それを相手の日本製鉄の責任にしようとするのは、日本のトップ企業であるトヨタの上層部のコメントとしては、ちょっと恥ずかしい行為だと思います。
トヨタ内部の「KAIZEN」に期待します。