API とは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の略語です。
例えば、ある機能を持ったアプリAがあります。
そして、その機能も含めたアプリBを作りたいという人がいるとします。
アプリAがAPIを公開していれば、そのAPIを利用することによって、アプリBの作成者は、アプリAの機能を自分で一から作らなくても、アプリBにおいてアプリAの機能を利用することができます。
APIはアプリとアプリをつなぐ架け橋のような存在ですね。
例えば、あるゲームのアプリを作るときに、ゲームの背景画面のイメージが欲しいとします。
この背景画面を既に作っていて、そのAPIを公開している人がいれば、そのAPIを利用すれば、自分で背景画面を作らなくてもそのゲームの背景画面を簡単に準備することができます。
究極的に言えば、いろいろな機能をAPIを経由して集めてくれば、自分でプログラムをほとんど書かなくても、アプリができてしまう。
APIとはそんな感じのものです。
今回、特許庁は、特許庁が持っている特許などの情報をこのAPIで公開をしました。
そうすると、外部の人たちは、このAPIを利用すれば、特許庁の情報を外から自動的に取得して、自分たちのアプリ・システム・サービスに取り込むことができます。
このような利用が拡がることにより、特許情報を利用した様々なサービス・ビジネスなどが生まれる可能性が出てきます。
今後の拡がりに期待したいですね。